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そば打ちは、「一”はち”、二”のし”、
三”包丁”といって、水まわりとこねの
工程が最も大切とされてます。
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家庭で味わう本物のそば
−そばのもてなし、こね鉢の味−
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そば=古名をソバムギ、クロムギといい、
アジア北中部が原産と言われています。
日本では、寛永年間(1624〜1644)東大寺を訪れた朝鮮からの客僧元珍が、
ソバに小麦粉をまぜることを教えたのが始まりと言われています。
また金銀粉を吸収するソバ粉から転じて「年越しそば」「引越しそば」が、
「そば近く」の意味を込めて起こったと言われています。
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*そば栄養学
ソバは、穀類の中で最も良く栄養バランスのとれている食品です。
タンパク質がほかの穀類や麺類よりも多く、さらにリジン・トリプトファンなどの
アミノ酸が多く、その組み合わせが優秀です。
また、日頃の食生活に不足しがちなビタミンB1・B2・ナイアシンも多く
カルシウム・鉄・ナトリウムなどのミネラルも含まれています。
タンパク質や脂肪を分解する種々の酵素を含んでいるので消化によい食品でも
あります。
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*高血圧の予防に
ソバに含まれているルチンやリノール酸、ビタミンEなどが毛細血管を強くし
動脈硬化」を防ぎ血圧を降下させるため、高血圧の予防に役立ちます。
さらに、「越前おろしそば」には大根に含まれているビタミンCは、ルチンと
協力し合ってこの効果を高めています。
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*酒害を少なくするために
ソバは、肝臓を酒の害から保護する働きをもっています。
これは、ソバに含まれているコリンや良質のタンパク質、豊富なビタミン類の
成分が肝臓を保護し、強化するはたらきを持つためです。
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